[]インディア・ペール・エールを買った。やっぱりうまい。
うまい酒が飲みたいなあと思いながら、ネットを徘徊していたところ、ふと最近「インディア・ペール・エール」飲んでないなあと思い出しまして・・・
こうなると、我慢できません(笑)
そこで売っている酒屋さんのサイトを探しました。
見つけたのはこちら・・・
宮戸屋酒店
一応断っておきますが、僕が「わかつきひかる」さんの一ファンであるのと同様、こちらの酒屋さんとも全く関係はありません。単なる客のひとりです。
つい、いいなあと思ったものを推薦してしまう口でして(汗)
以前も購入したことがあるので、そのへんは安心だったのですが、ページには・・・ 「New! 2008年度再入荷致しました」の文字が(笑)
「えーい、飲みたいという欲求に勝るものなし!」ということで、ダメもとで注文したところ、3日ほどで届きました。ワーイ!
(後先考えない性格というかなんというか)
12本注文したのですけどね。
費用はこんな感じです。
発注メールから転記
[品番] 522
[品名] オゼノユキドケ:I.・P・Aインディアペールエール 330ML/330ML
税込単価: 399円 数量: 12 小計: 4,788円
商品合計 4,788円
(内 税) 税込み
送料(税込) 640円
合計額 5,428円
税込単価: 399円 数量: 12 小計: 4,788円
商品合計 4,788円
(内 税) 税込み
送料(税込) 640円
合計額 5,428円
こんな感じの瓶です。
画像をクリックすると、大きくなります。
群馬県館林市の龍神酒造という酒造会社が作っている地ビールですね。
ホームページは、トップページのみですけど、こちらになります。
龍神酒造株式会社HP
コップに注いだところです。
泡立つように注いだのですが、あまり泡立ちはしません。
色は、アンバーですね。
色については、こちらを参照してください。
だいたいSRMで10〜13だと思います。
味の説明の前に、ちょっとうんちく話を・・・
(ええ、これを書きたいがばかりに、ここまで準備してきたんですから、ちゃんと読んでね)
18世紀、英国がインドを植民地にしていたころ、英国からインドへビールを輸出しようとしていました。
樽詰めで帆船に載せて輸出するわけですけど、帆船だから、それにスエズ運河もまだない時代ですから、アフリカ喜望峰回りで時間がかかるわけですよ。
普通のビールですと、途中で腐敗がすすみ、インドに届くころには飲める状態ではなくなります。
そこで・・・
腐敗を防ぐ方策として2つ工夫をしました。
1.麦芽(ビールの原料)を多くしてアルコール度数を増やしました。
2.ホップ(防腐作用があります)を多くして防腐力を高めました。
かくして、インディア・ペール・エールが誕生したわけです。
インディアは、インドという意味ですね。
次にエールの説明なんですけどね。これはビールの製法です。
ビールの製法には2種類あるんですよ。
ラガーとエール。
日本の(というか世界的に)、大酒造メーカーのビールはほとんどが「ラガー」です。「ピルスナー」とかいう用語を聞いた人もいるかもしれませんが、これもラガーの一種というか最も代表的なラガーです。
ラガーは、製法は難しいらしいのですが、大量生産に向いているらしいです。そんなわけで、日本で普通に売られているビールはラガーばかりです。
エールは、ラガーより古い製法です。
ラガーがすっきりとした味わいであるのに対し、エールはフルーティフレーバーと、ラガーに比べて甘い味わいと香り、こういった特徴があります。
ペール・エールというのは、エール(ビール)の一種。代表的なエールです。そう、ピルスナーとラガーの関係が、ペール・エールとエールの関係に似ています。ちなみにペールというのは「薄い」という意味ですけど、エールビールの中でも色が薄いものを指すようです。(とはいえ、ラガーのように黄金色というわけではないのですけどね)
そんなわけで・・・
インディア・ペール・エールは、とてもフルーティなフレーバーを持つ、ほんのり甘めのビールで、なによりもホップが多いためにとても苦いビールなんです。
ちなみにフレーバーというのは、実際に飲んだ直後に感じる味と香りのことなので、ビールをくんくんと嗅いでも、フルーティな香りはしませんので念のため。(そうやって嗅いでわかる香りは、アロマといいます)
うーん、うんちくを書いていたら長くなってしまった。
それで、この「オゼノユキドケ インディアペールエール」の味なのですけどね。
フレーバーは、干しあんず(生のあんずは食べた事がないのでよくわかりません)とか、グレープフルーツのような柑橘系の甘い香りがします。
そして、ホップの量が普通の5倍だから、苦い・・・
飲んだ後も、口の中にホップの苦味がずっと残っている、そんなビールです。
苦味といってもね、サッポロビールとかスタウトとかの苦味は、焙煎の苦味です。ホップの苦味はやはり独特で、それが苦手だという人がとても多いようです。たとえば、アサヒスーパードライとかは、ほとんどホップの苦味がないですよね。
そんなわけで、このインディア・ペール・エールは、苦いの大好き、フレーバー命という、僕のような嗜好をお持ちの方にお薦めします。
アルコール度数は5度。普通のビールと同じですね。麦芽の量は増やしていないのでしょう。ホップはアメリカ産のものを使っているようです。このホップはフルーティなフレーバーをつくるらしいので、僕はアメリカのホップが好きといえそうです。
フレーバーがとても好きなので、僕はこのビールをちびちびと、わざと苦味を口の中に残しながら飲みます。
料理と一緒には飲みません。(つまみもいりません)