(ティアラ文庫)「海賊と姫君」感想文を花衣先生に送ってみました

海賊と姫君―Eternal Lovers (ティアラ文庫)海賊と姫君―Eternal Lovers (ティアラ文庫)
著者:花衣 沙久羅
販売元:プランタン出版
発売日:2009-08-03
おすすめ度:4.0
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いえね。いきなり・・・送りつけたというわけではなくて、こんな企画をしていたものですから。


(引用はじめ)

◆ ご感想募集企画 ◆

『海賊と姫君』をお読みになったご感想をお聞かせください。

メールにてお送りくださった方全員に
特別企画webページ
『海賊と姫君』メイキングルーム(アクセス制限付)
のURL及びパスワードをお送りします。
(8月上旬アップ予定)

◆ 内容 ◆
『海賊と姫君』ができるまでの著者の裏日記や
著者が明かす登場人物のイメージ変遷記、他
サマミヤアカザ先生による初期設定ラフのご紹介など

◆ メール送付先 ◆
kaizoku☆sakura-kai.com
(☆は@に変えてお送りください)

(引用おわり)

花衣沙久羅さんの公式ホームページはこちら


この「海賊と姫君」を読んで、レオン船長の描写に「リアリズム」を僕は感じたのですね。それで、どのようにキャラ像が変化したのか、知りたいなと思い、ブログの記事を書き直して送ったわけです。

ちょっとネタばれになるのですが、ネットの感想など読むと、最後のどんでん返しでわかる事実と、レオン船長が海賊だという事実とに違和感があるというご意見が散見されますが、当時、私掠船というものがあり(Wikipedeaの海賊ページの私掠船の項を参照ください)、ムスリム船に対する海賊行為であれば、僕にはまったく違和感ありませんでした。

それよりも、レオン船長は典型的なヒーローキャラとはいえ、僕の想像する船乗りらしい、それも飛びっきり上等の船乗り、そういったたたずまい、言動に、リアリズムを感じていたのです。
こういったキャラをどう作っていったのか、知りたいなあと思っていたところ、上記の企画をみつけて、応募したというわけです。

昨日、企画のホームページが出来上がったとのメールをいただきました。
さっそく見ました。

あまりネタばれしてしまうと、上記の企画の意味がなくなるので、そんなに書けませんが、執筆を開始してから、完了するまで、キャラとしてのレオン船長の性格のブレはなかったということです。もともとのイメージは、東ローマの将軍「ゲオルギオス・マニアケス」ですか。
実在の人物がモチーフだったのですね。(ゲオルギオスが海賊をしたわけではないので。あくまでモチーフということです。念のため)
ああ、疑問が氷解しました。
ゲオルギオス・マニアケスについては、これまで知らなかったのですが、ネットで調べると、部下に慕われた軍事の天才だったようですね。
シシリア島を、イスラムから奪取した人です。
リアリズムの素はなんとなくわかったような気がしました。