(メガミ文庫)「みすぷり!」感想

みすぷり! (メガミ文庫)みすぷり! (メガミ文庫)
著者:SOW
販売元:学習研究社
発売日:2009-07
おすすめ度:5.0
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最近、ティアラ文庫を集中的に読んでいたので、普通のライトノベルはなんだか久しぶりで新鮮でした。
さて、みすぷり!ですが、ヒロインのソアラちゃん、表紙にでていますけど、この娘は、小学校のとき男だったのです。
そして、高校になって留学生としてやってきたのですが・・・
男なの? 女なの?
うん、これがこの物語の一番の謎なのです。

まあ、どっちかは読むとすぐに感じると思うのですよ。◎性なんだってね。だから、あまり謎っていう感じもしないかもしれませんね。
そして、たぶんその感じた方の性で間違いないというか、正しくソアラちゃんのことを理解できているのです。

ソアラちゃん、皇国と呼ばれる国の王位継承者なのですが、王位継承権をめぐる陰謀に巻き込まれていて、命を狙われる存在なんですね。
そして、物語の中盤から、大きくハードボイルドなストーリーに変化していきます。
なぜ、小学校の時は男性として学校に行ったか?
なぜ、高校の時は女性として学校に来ているか?
なぜ、ソアラちゃんは、主人公の元譲を好きになったのか?
だんだんと明らかになっていきます。
そして、◎性のソアラちゃんをとてもかわいらしく思うはずです。
だって、◎性なんだからね。


さて、最後に・・・
この感想は、7のホントと3のウソによって構成されています。
読んだ人なら、なにがウソかすぐにわかります。
そして、なぜ僕がウソをついたかもわかることでしょう。

でもね。もう一言つけくわえると・・・
そのウソもまた真実である、いや、そのウソこそが真実なんだと思います。