(ティアラ文庫)「プリティ☆ウィッチ☆アカデミー!」感想

プリティ・ウィッチ・アカデミー!
プリティ・ウィッチ・アカデミー!


まずは、あとがきから抜粋します。

乙女系のゲームをプレイするときにまず問題となるのは「誰が一番好みか?」ということです。誰が一番好みか! ってたぶんお読みになった方はお気づきかと思いますが、シャルロッテです。


はーい! 青龍つかささん! 僕もでーす!

気が合いますねえ。なんて言ってもしかたないですね。
シャルロッテが主人公の話、却下されたんですかぁ・・・
残念です・・・ orz

僕はですね、こういった自分をしっかり持った、しかし陰では努力を惜しまないお嬢様キャラって本当に好みなんですよ。それに対して、自分に自信がなくって、でもあれやこれや回りに恵まれて、ちやほやされるキャラって、あんまり好きでなかったりします。

ええ、そうなんです。僕が苦手なのは主人公のユメなんですよ。
そんなわけで、この物語、面白いのか面白くないのか、ちょっと評価できません。僕だったら、主人公は、シャルロットにして、お相手役はアキトにするなあ・・・ ってこの作品もそうじゃん! 脇役だけど(笑)

ええ、知っていますとも。ユメが主人公なんですよね!
ゲームもね!


これまで、書評をこんなふうに自分の好みを全面に出して書かないようにしていたのですけどね。この作品はちょっと違うかなと思ったので、こんなことを書いてみました。

というのは、ゲームノベライズは、自分の好みのお相手役になるとは限らないのですよね。そして自分の好みのカップリングと異なると、残念な気持ちになると思います。それが難しいところですね。

この作品のよしあしの評価は、キャラの好みの問題まで含んで、ひとりひとり違って当然だと思います。
ネタばれになるかもしれませんが、この作品は、ユメはユーリと結ばれます。それを好ましく思う方、または許容できる方に、この作品をおすすめします。

そんなカップリングはだめ〜という人もいるやに思います。そんな人の気持ちをちょっと代弁しようかなと思ってこんな書評書きました。でも、皆さん、気に入らないお相手であったとしても、作品に対して酷評はやめましょうね。有限な紙面では、どんな作者さんでも限界がありますから。


(追記1)
ちょっと調べてみると、この作品はゲームシナリオ(ユーリルート)に忠実に沿っているらしいです。ぼくはゲーム未プレイなので、ちょっと認識不足だったのかもしれません。ゲームを気に入っている人は、こんな感想は持たないのでしょうね。申し訳ないです。
でも、僕は正直ユメは苦手なので、感想としてはこのままにしておきます。
不快に思われた方、申し訳ありません。



物語を客観的にみると、つまり、ユメとユーリ視点に立ってこの物語を読むと、テンポよく、うまく書けていると思います。
頼りなかったユメが実は・・・ のくだりは、なるほどそういったことだったのか、あれは伏線だったんだねってちょっと感心したりも。はらはらな展開もありますし、面白く読めます。


でもなあ・・・
シャルロットとアキトのセックスシーンを読みたかったな。(って結局それかい!)


しょうもない書評ですみませんです。





(追記2)
わかつきひかる」さんの「王子が恋する女神姫〜薔薇と陰謀の舞踏会〜」の記事(感想など)を書いています。ページはこちらです。
また、そちらには、これまで書いた既刊のティアラ文庫の感想へのリンクもはっています。
ぜひご覧ください。