[]雑感・・・その5

わかつきひかるさんの公式ホームページに「日本オタク大賞」という記事が投稿されました。
これは、いい燃料ですよ。
ということで、便乗して・・・


話題1:シンケンジャー

そうなんだ。これ「ガールズサイド」なんだ・・・
てっきり2009年はいわゆるBL向けは「ヘタリア」で決まりかと思っていました(笑)

実は、シンケンジャー、最後のほうちょっと見ていました。姫が出てきたとき、ちょっと「おい、これ、あと少しで終わるはずなのにどうするんだろう?」なんて思ったのがなんとやら・・・ というわけなんですよ。
子ども向けなんですけどね。意外と面白かったです。

最終話は、ちょうどサンクリと重なったので見てなくて、この投稿を見て今日あわてて録画見ました。
うん、「終わりよければ全てよし」ですよ。これは! いい終わり方でした。
それで、最後のシーンを見て、「殿と姫ひっついちゃえばいいじゃん」って僕も思いましたよ。義母と養子だけどね。でも、これ見てたら普通そう思うんじゃないでしょうか? それで、二人の間に生まれる子どもこそ、なにもかも正統な第20代シンケンレッドというわけで・・・ お世継ぎ孕ませ大作戦? ただひたすらにお世継ぎを作るためにあれやこれや・・・(あと自粛)
まあ、問題は、美少女文庫の読者層が、戦隊ものは見ていないだろうから、この話題は全くピンとこないだろうなということだと思います(笑)

(引用はじめ)
まこねぇさんと千明くんでも妄想した。まこねぇさんは元保母さんで、母性愛たっぷりであねご肌で、料理がヘタクソでかわいいの。
殿執事で、おっとりことはちゃんが殿を殴るシーンでコーフンして、ことはちゃんと殿で妄想した……。
(引用おわり)

えーと、このあたりまでくると、ちょっと腰がひけるかも(汗)
ちなみに、殿と流ノ介とか、殿と源太のカプなら、男でも理解できるかもです(笑)
(ええ、最近乙女ロードあたりを徘徊しているので、ちょっと勉強してます)

ロケ地というか、本物の大名屋敷でのシーンがはいっていたりと、意外と画像面でもしっかりつくっているし、歌舞伎のような黒子がでてきて幕をはるなどの演出が面白いし、シナリオもよかったので、これ(シンケンジャー)が大賞だというのもうなずけますね。
子ども向けだといって、侮ること莫れです。

(ちなみに、シンケンジャーの後の仮面ライダーダブルはうけつけなかった)


話題2:王子が恋した女神姫

(引用はじめ)
私は間違いなく女性なのに、なんでこんなに女性向けのものがだめなんでしょう。
シンケンジャーを見て、どうして違うところで妄想してしまうんでしょう。

私はやはり男性向けが向いてるんだと思います。
これからも私は、男性向けでがんばろうと思います。
(引用おわり)

あ、そうなんですか・・・ 乙女向けはもう書かないということなんでしょうか・・・ (ガックリ)

まあ、僕は男だから、男性向けを書いてもらえればそれはそれでいいのでしょうけどね。女神姫とても気に入っていただけに、次作を期待していたのですけど・・・(泣)

ところで、みなさん! わかつきひかるさんの書いた小説の中で、最もカッコイイ男性キャラってどれだと思います?
もっとも魅力的な女性キャラとか聞いちゃったら、きっと収拾つかなくなるでしょうけど、男性キャラは? と聞くと思い出すキャラはどれでしょうか?

AKUMAで少女の僚くん? えーと、あれは男であってそうじゃないというか、メインヒロインなわけで・・・(汗)

僕は、無条件に、ナポレオンXXノベルズの時の、「いもうと。」の主人公、佐伯くんを挙げます。そして、復刻版になると、ちょっとかっこよさが減退するように書き直されているのですね。
わかつきひかるさんが「いもうと。」を最初に書いたのは、今から10年以上前です。2年放置され、そしてようやく2001年に出版されたということ。
それで僕は、この10年の間に、男性キャラの作り方が変わったんだろうなと思っています。ターニングポイントは、「メイド イン プリンセス」かな?

そういえば、昔のわかつきひかるさんの投稿にこんなものがありました。

男キャラに悩む。

ここにご自身で答えを書いているような気がします・・・

(引用はじめ)
佐伯くんみたいな、かっこいい男キャラを書くのがいちばん楽しい。ですが、評価は、男がリアルじゃない、女が書いたポルノ小説、それはそれでおもしろいし、新鮮だけど、と言ったものでした。
(引用おわり)

僕はティアラ文庫を全部読んでいます。そして全体的に「男がリアルじゃない」と感じています。
女神姫のアラン王子はありうる男像ですよね。ちゃっかりチャンスと見れば処女をもらちゃうし(ラッキー!)、様子を見ながら相手の王室や社交界に自分を売り込むことはやるし、立場をわきまえ少しずつ自分の居場所を確保していますし。実際に存在すれば、クレバーな男だと思います。

でも、女性向けの小説の男性キャラ立て(特にティアラ文庫)は、現実離れした「すごい」設定じゃないといけないようです。
・権力と地位と経済力がある。
・ルックスと体つきが抜群。
・周りの女性からもてる。
・精力抜群でセックスがうまい。
・だけど、一人の女性を愛し抜く。

男性の読者の皆さん!
拗ねたくなるでしょ? (注)

そんなわけで、男性向けでがんばるとおっしゃっていただけているわかつきひかるさんは、やっぱり、我々へたれ男の味方ということで、OK?

なんだか、しょうもない結論に落ち着いたところで、今日の投稿はこれでおしまい。
どうも世迷言につきあっていただきありがとうございました。



(注)
男性向けの場合は、今度は全く逆に男性にとって魅力的な女性を描きますから、どっちもどっちですけどね。