[]「涼宮ハルヒの消失」を見てきました。

今日、夕方のお客さんとの折衝が思いのほか早く終わったので、「じゃ、涼宮ハルヒの消失でも見に行こうか」と思い、行って来ました。

なんだか思いつきだけで行動しているのがバレバレですけども・・・

行ったのはこちら。
新宿バルト9

429席だから、そこそこ大きいと思うのですけどね。
映画と言えば、ポップコーンでしょう!ということで、ポップコーンとビールを買って入場しました。


さて、映画なのですが、原作にとても忠実だなあと思いました。
でもね・・・

長いよぉ! 
2時間40分・・・

体力のないおじさんにはね。休憩がないときつい長さかもしれません。
できれば1時間20分ほどたったときに10分ほど休憩があるといいなあなんて思っちゃったじゃないですかっ!

それとややテンポ不足かな。
例えばプロローグがかなり長かったと思います。12/17の描写、つまり事件の起こる1日前の描写がかなり長くて、実際に事件の起こる12/18になるまでに、僕は既におしりが痛くなりかけておりました(笑)

原作に忠実である一方、原作にないシーンを追加しているので、どんどんテンポが悪くなってまどろっこしい、くどいという印象を前半部は受けます。ようやくキョンが鍵をみつけ、時空改変の修復に向かうあたりから、テンポはよくなってきたのですが、途中の心象を表すシーンなどは無用ですよね。ちょっとくどさがあります。

でもとても丁寧に作られた作品です。
ゆっくり、何度も説明するので、原作を諳んじるぐらい読み込んだ人間にはちょっと辛かったのですが、あまり原作を知らない人にもそれなりにわかる作り方になっていたでしょう。

この物語は、長門有希の失恋の物語なんですね。
原作を読んでいると、そして映画も、キョンの選択の物語のように作られていましたけど、今日は長門有希の失恋の辛さの方が胸に迫ってきたかな。
つらいよね。役割上我慢しなくちゃいけない恋なんてね。

いや〜、これを見ながら、長門有希視点で改変しちゃったほうがよかったんじゃないか? なんて感じました。そうすると彼女の辛さ、行き場の無い思い、我慢、そんなものがもっとクローズアップされたような・・・


僕はハルヒのような元気のいい女の子が好きなんですけどね。
この映画を見ていると、長門有希を応援したくなる気分になっちゃいますね。おじさんは、言いたい! もっと自分を出して良いんだってね。