[]書評「じんじゃえーる!」

じんじゃえ-る! (HJ文庫 は 3-1-1)じんじゃえ-る! (HJ文庫 は 3-1-1)
著者:原中三十四
販売元:ホビージャパン
発売日:2009-09-01
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まずは、タイトルの解説なんですが、これは、飲料の「ジンジャーエール」のことではなくって、神社にエール(応援)という意味だったんですね。
英語で表記するとわかりやすいかな。"Jinja Yell"ですね。
ちなみに、飲料の方は"ginger ale"です。

というわけで、ストーリーに「たこ焼き」はでてきても、飲み物の「ジンジャーエール」はでてきませんのであしからず。

表紙に描いているメインヒロインは、春奈神社の鎮守神、春奈ちゃんです。おっぱい大きなかわいい女の子ですね。
日本は「八百万(やおよろず)の神」の国ですし、いろんな神様がいらっしゃいますし、それに少しずつですけど、時代とともに増えていきますから、「ヤキモチ焼きのかわいい女の子神様がいてもいいじゃないか!」「それに神様と人間が結婚できてもいいじゃないか!」ということで、この物語はなりたっています。

ご利益を得るためには、供物が必要なんてところは、妙に世俗的で現実的だったりするのですけどね。
そうそう、この作品の中にたびたびでてくる神棚なんですけど、いったいいくらぐらいするか、ご存知でしょうか?
個人的なことですけど、今年年初、お伊勢まいりして、お札と壁掛け神棚(なんてものもあるんですよ)をいただいてきました。神棚の頒布料は1500円〜2000円だったように思います。(うろ覚えです。すみません)
(ご参考)
神宮会館の神棚のページ

中にいれたお札はこんな感じです。(前方から順番に)
1.年初のお伊勢参りでいただいた伊勢神宮のお札
2.年初に神田明神でいただいたお札
3.帰省したときにいただいた宇佐八幡宮のお札

毎日、「景気よくしてください」って拝んでいるんですけどね。なかなか御利益がないみたいで・・・ orz...
会社には、さらに、神田明神とこんぴら(金刀比羅宮)さんの商売繁盛のお札もまつっていますし、まだ足りないみたいだから、今度は紅葉の時期に日光東照宮のお札でもいただいてきます(笑) うーむ、信心というより観光のついでだったりするんで、ご利益ないんでしょうけどね。


えーと、小説の中身の話をぜんぜん書いていませんでしたね。
最近、お札とか神棚萌え〜なもので、ちょっと脱線しすぎてしまいました。
でも、近所に春菜明神様いたら、すぐにお札もらいにいっちゃいそう。(くどい!)

ストーリーは、主人公の剣児くんは、幼なじみのかえでちゃんが好きなんだというところから始まります。でも告白する勇気はなくって、悶々としながら毎日寂れた神社で近づく男がかえでちゃんに振られることを祈りつつ、部活の自主練習をする毎日。
でもお祈りがかなって、かえでちゃんはちゃんと近づく男を振ってくれるのですが、それは神様のご利益?
ご利益をもたらした神様こそ、剣児くん専用萌え少女神様、春菜ちゃんです。

いやあ、この設定だと、ストーリー展開はバレバレですよね(笑)
でもいいんじゃないですか?
ベタな、とってもベタなストーリーで、お約束イベント盛りだくさんですけど、にやにやしながら読めます。
「定番とは、人気があるから定番なんだ!」と心から申し上げたい作品です。時に、メインヒロインの春菜ちゃん(春菜大明神?)が、とてもわがままでけなげで一途なもんだから、おじさん、萌え萌えしそう(コレ書いてて、自分でも気持ち悪くて吐きそうになったw)なストーリーです。

デビュー作なのに、しっかり次巻へつながる展開になっているのは、これもお約束でしょうか?なんだか編集者さんの影がちらつきますけど。(笑)
でも最近、僕はすっかり「神棚萌え〜」なので、この作品の場合許します。編集者さん、できたら、春菜明神のお札作ってくださいね。恋愛成就のお札もいいけど、商売繁盛のお札を希望しています^^



追記
読み返してみて、評価してるんだか、そうじゃないんだか、よくわからない書評ですよね。
いやあ、時々自分の萌えポイントにはまってこういうわけわからない書評を書いちゃうんですよ。
例えば、こんな書評です。
「放課後トゥーランドット」
「ぶよぶよカルテット」

「カルパチア綺想曲」のご紹介(書評ではなくなってしまいましたw)

ツボにはまったけど、奇跡的にレビューらしくなっているもの
(ティアラ文庫)「海賊と姫君」感想

わかつきひかるさんを応援するWiki」でもやらかしていまして^^;
「応援します! あなただけのチアリーダー」


上記のは、みんな脱線して、なにかやっていますが、その本は自分的には「気に入っている」のです。
でもね。それは自分の萌えポイントにジャストミートしたためなので、書評読んでいてもよくわからないと思うのですね。でも仕方ないんですよ。だってそれしか書けないから。いわゆる、「ひいきの引き倒し」というヤツですね。

そんなわけなので、よくわからないかもしれませんが、この作品気に入っているのです。お許しください。