(メガミ文庫)「クイーンズゲイト<3>」感想

クイーンズゲイト〈3〉門を守る者 (メガミ文庫)クイーンズゲイト〈3〉門を守る者 (メガミ文庫)
著者:沖田 栄次
販売元:学習研究社
発売日:2009-07
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この巻で、クイーンズゲイトは完結です。
これまでの巻では、ストーリーよりも「エロ」というか触手が目立っていましたが、この巻では一転バトル中心となります。

エロっぽいのは、1度だけですかね。
主人公のアリスが、敵役のフェイ(♀)から触手で処女を奪われそうになるシーンだけです。
うん、それでもかなりのエロなかもしれないけど、さすがに3巻目だと慣れちゃった(笑)

この巻の冒頭で、クイーンズゲイトと並行世界との関係、オリジナル・ワンの資格者についてのヒミツが明かされます。

そして、フェイとの最終決戦。
フェイは、破壊神アルキヌフの幼生を胎内に宿しアルキニフの触手を持つ一方、創造神イルキヌフの触手を増やし、イルキヌフを再生しようとしています。

えーと、どうやって宿したかというのを考えると、かなり凄惨な感じもあるのですが、そのへんはナニです。深く追求していません。
じゃないと、おどろおどろしくなるものね。

そして、ストーリーは、イフキヌフの触神十二使徒同士の戦いがメインになります。
そうして、1巻目、2巻目で舞台となったさまざまな世界がつながり、そして物語の全体像が明らかになります。

うん、単にエロだけじゃなかったんですね。この物語(笑)
しっかりと、ゲームのように世界観が構成されています。
そして、十二使徒は、世界中の神話の神、実在の英雄にそのモチーフを求めていて、そして巻末に簡単な説明もあります。

十二使徒のモデルとなった神話の神、英雄のうち、知っていたのはあまりなかったので、勉強になりました。
知っていたのは、ソロモン王と諸葛亮の夫人とラスプーチンぐらい^^;

でも、どうしてもわからないことも・・・
諸葛亮の夫人の名前が月英というのは三国志演義に書いていると記述があるのですが(ただし俗説ですよ^^)、演義をざっと検索したのですが見つかりません>< 翻訳版と漢文版を見たんですけどね;;
どのあたりに記述があるのか、どなたか知っている方いません?



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