(応援Wiki更新)「小説家になりたい人のために」に記事追加しました。(その3)

わかつきひかるさんの公式ホームページに「女性下着をどう書くか。」が投稿されました。
(ポルノ)小説家をめざしている人向けのアドバイスだと思いましたので、応援Wikiの「小説家になりたい人のために」のページに収録しました。

応援Wiki「小説家になりたい人のために」はこちらです。


そこで、既刊ティアラ文庫で、女性下着をどう表現しているか、特に脱がすときの表現をまとめてみる企画の第3弾です。
ちょっとひっぱりすぎの感もあるのですけど、その3で終わりですのでどうぞおつきあいください。


死神様と紅き契約 死んだ私と死にたい彼 (ティアラ文庫)
死神様と紅き契約 死んだ私と死にたい彼 (ティアラ文庫)
クチコミを見る
「死神様と紅き契約 死んだ私と、死にたい彼。」 柚原テイル
ファンタジーですけど、現代の学園生活を描いています。
さて、この作品ではどうでしょう。
ふと……。スカートの中が涼しく感じて目を開けるといつの間にかショーツが剥ぎ取られていた。
やはり現代ものはショーツが多いようですね。というか、ぱんつ脱がされるまで気がつかないって、そんなのあるの?


華の皇宮物語 帝の花嫁 (ティアラ文庫)
華の皇宮物語 帝の花嫁 (ティアラ文庫)
クチコミを見る
「華の皇宮物語 帝の花嫁」 剛しいら
ティアラ文庫初のシリーズものの作品です。前作「華の皇宮物語」では下着と表現されていましたけど、2作目はどうでしょう?
そっと嶺花の体から下衣を引き剥がしながら、皇帝はため息と共に言う。そして嶺花に、恥ずかしそうに口づけしてきた。
今作では、下衣と表現されていますね。


白衣と意外性の研究 (ティアラ文庫)
白衣と意外性の研究 (ティアラ文庫)
クチコミを見る
「白衣と意外性の研究」 桃野ゆかこ
ティアラ文庫では意外とめずらしい、ファンタジーでない日本の現代ものです。24冊中2冊しかないんですよね。
この作品、女の子を薬で動けなくして、やっちゃうというなかなかある意味すごい作品なんですけどね。そのシーンはどうなっているかというと・・・
腰を持ち上げられ、するりとショーツを取られてしまう。片脚だけ輪を外されて、下着はもう一方の足に纏わりつく。
下着とも書いていますが、ここはショーツでカウントしますね。


ヴァンパイアの花嫁 (ティアラ文庫)
ヴァンパイアの花嫁 (ティアラ文庫)
クチコミを見る
「ヴァンパイアの花嫁」 魚住ユキコ
シリーズものではないのですが、魚住さんはティアラ文庫2回目の登場です。前回は中世ヨーロッパ風で、下着と表現していましたが、今回はどうでしょう。今回もちょっと昔のヨーロッパ調です。
「脚、力抜いて」
「……ぇ」
シンプルなデザインの下着が除々に引き下げられる。
うん、魚住さんは、下着と表現するのが好きなようです。


ウェディング・オークション―その香りは花嫁を誘惑する (ティアラ文庫)
ウェディング・オークション―その香りは花嫁を誘惑する (ティアラ文庫)
クチコミを見る
「ウェディングオークション その香りは花嫁を誘惑する」 仁賀奈
仁賀奈さんも2回目の登場です。前回は現代アラビアもの。ショーツと表現していましたね。今回はちょっと昔と思われるヨーロッパものです。
パトリシアが履いていたドロワーズの紐が解かれると、ベッドの上で曲げた彼女の膝まで薄く白い布地が引き下ろされた。
別な箇所では、コルセットをつけているとも書いていますしね。時代なりの下着といえましょう。


奪われた姫君と真紅の紋章 (ティアラ文庫)
奪われた姫君と真紅の紋章 (ティアラ文庫)
クチコミを見る
「奪われた姫君と真紅の紋章」 TAMAMI
この作品も中世のヨーロッパ風ですね。お姫様は政略結婚のためお輿入れの途中で山賊に誘拐されそのまま処女を奪われるのですけどね。どんなふうに書かれているのでしょうか。
そのせいか、触れられているところだけでなく、全身が熱くなり始めていた。そうしている間にも、男の両手はアンジェルティアの裸身にくまなく触れていく。
下着を剥ぎ取られた後も、アンジェルティアは身を硬くしたまま、両手で自分の口を塞いでいるだけだった。
うん、中世ものは概ね下着と書く人が多いですね。



これで既刊24冊の調査、紹介は終わりました。
そこで、ここでまとめてみましょう。

  1. 下着・・・8作品
  2. ショーツ・・・6作品
  3. パンティ、ドロワーズ・・・それぞれ2作品
  4. 下穿き、下衣、夜着、襦袢、衣服、下着なし・・・それぞれ1作品
ティアラ文庫では、下着が優勢なんですね〜
でも、現代ものに限定するとちょっと事情が異なります。
現代ものの順位は次の通りです。

  1. ショーツ・・・5作品
  2. 下着・・・3作品
  3. パンティ・・・2作品
  4. ドロワーズ・・・1作品

というわけで、現代ものになると、女性向け小説でも「ショーツ」と書く人が多いようですね。

きっと、下着(ぱんつ)マニアの方には、こだわりがあるのだと思います。僕は? うん、あまりぱんつそのものはこだわりがなくって(汗) ちなみに一番好きなのは、スリーインワンにストッキング姿(ぱんつは穿かないほうがいいな)ですね。
みなさんはどうでしょう?


その1はこちらからどうぞ。

その2はこちらからどうぞ。