雑感・・・その８
今日の記事は、種種様々な情報のごった煮みたいな投稿です。
１．わかつきひかるさんの公式ホームページの冒頭部が変更されました。
（引用はじめ）
×月 別名義の長編官能小説（執筆完了）。
×月 美少女文庫の新刊（執筆完了）。
×月 美少女文庫の新刊（企画書作成中）。
×月 某社ライトノベル書き下ろし（企画書提出中）。
×月 別名義の長編官能小説（企画は通りましたが、書き始めるのは先になる予定です）。
（引用おわり）
おお！ 別名義の次の作品ですね。毎年５月ぐらいに冬に出る若月凛作品を書いていると思っているのですけど、今年もそれぐらいになりそうですね。
3〜4月 美少女文庫の次々々刊
4〜5月 某社ライトノベル
5〜6月 別名義の長編官能小説
みたいなスケジュールになりそうに思えます。
あと、近況で、
（引用はじめ）
今は仕事と仕事の谷間で、ひたすら企画書を書いています。
小説を書きながら企画書を書くより、集中して書いたほうがきっといいのができるはず。
小説を書くのは好きだけど、企画書書きがけっこうシンドイ。
えーん、企画書、苦手だぁっ。
不採用が続くと、永久に採用されないような気分になってきます。
（引用おわり）
とか書いていましたけど、でも別名義のほうの企画はちゃんと通っていたわけですよね。あとはライトノベルの企画書ですよね。
ファンとしては、なまあたたかく見守るしかないのですけども・・・
がんばってくださいと申し上げたいと思います。
２．漫画の性描写、都規制案 結論先送りの方向
ネタ元：朝日新聞
このブログには政治的なネタを書くのは慎んできたのですが、これはちょっと書いておきたいなと思います。
漫画キャラクターなどの性描写を規制対象に明記する東京都の青少年健全育成条例改正案が今回の都議会に提出されていて、可決寸前までいっていたというのをご存知でしょうか？
結果からいくと、今回は結論を出さず継続審議となりそうなんですが、この件については、僕は改正反対の立場です。
詳しくは、こちらのサイトにまとめがあります。
東京都青少年健全育成条例改正問題のまとめサイト
それから、美少女文庫の作家さんもブログで書いていらっしゃる方がいますね。
3/06 森野一角先生（都条例「非実在青少年」規制）
3/11 みかづき紅月先生（あるものをなかったことにする条例には反対）
3/16 青橋由高先生（怒られるかもしれないけど）
3/16 鷹羽シン先生（日記）
3/17 巽飛呂彦先生（非実在青少年）
なお、「架空創作表現規制禁止の法制化を求める署名」が呼びかけられていますが、これはこの都条例改正とは無関係なので、お気をつけ下さい。僕も署名したのですが、内容をよく読むと少しどうかと思うところもあり、今は署名しなければよかったと感じています。
僕は、この改正に反対の立場をとっていますが、理由は次の３つです。
1.青少年に対する性交を規制する条例（いわゆる淫行条例）が既に履行されているが、これは青少年の性交すべてを規制するものでなく、真摯な交際の結果としての性交は許容されているとの最高裁の判決があります。（参考：Wikipedia）
今回の青少年健全育成条例の改定は、非実在青少年（いわゆるキャラ）の下着姿・裸体姿・性描写が含まれた作品のうち都が不健全と判断したものが規制対象になります。
これは実際の性交を規制した条例よりも広い範囲で規制がかけられる可能性があると思われます。私は現実の行為（性交）の方が、創作物よりも重要な問題だと考えていますが、その現実の行為も最高裁の判決により解釈に制限が課せられている以上、創作物に対する規制は自ずと制限があるべきであると考えるからです。
2.条例の文案を見ましたが、表現がとてもあいまいで、恣意性をもって運用した場合、表現の自由を著しく制限する可能性が否定できません。
判断のためには、実際の運用がどのように行われるか具体的な基準（規則）が必要ですが、それらはまだ作られていません。
すなわち、まだ議論が十分とはいえず、そういった状況での採決の強行には反対です。
3.青少年の健全な育成については、その重要性は論を待ちませんが、そのために行うべきものはまだ他にあると思います。
・性の否定ではなく、正確な情報に基づいた性教育を実施すること。
・レイプなど重大な性犯罪、性的虐待に対する処罰の厳罰化。
・性犯罪被害者、性的虐待などに対するカウンセリングなど、支援活動を充実させること。
処罰は国の役目ですが、性教育と支援活動は地方自治体の役目だと思います。そういった本来やるべきもの（と僕が考えていること）をやらずして、創作物のみ制限を加えるのは、片手落ちというか、有効な対策を取れていないことに対する言い逃れのような側面が強いと感じます。
ごった煮といいつつ、２つの話題を書いたところでちょっと疲れてしまいましたので、今日はこのへんで・・・
