わかつきひかる作品の昨年を振り返る（７）「（若月凛）いっぱい飲んでね」

わかつきひかるさんの昨年の作品を振り返るという企画ですが、なぜか若月凛さんの作品を振り返っちゃいます。

白々しい？　うん、自分でもそう思う。

ま、先に行きますけどね。
で、少々ワイン飲みすぎで、頭ぼーっとしていたりして、ちょっとわからなくなってきましたので、以後わかつきさんで統一します。（都合の悪いときはすぐ酒のせいにする）

ちなみに・・・
安酒飲みです。ワインも安いやつしか飲みません。
好きなのはこれです。



リンク先見てもらえればわかりますけど、２リッターでこの値段なら安いでしょ？　中は銀袋入りになっていて空気が入らないように工夫されています。味が劣化しにくいので、ちょっとずつ飲むことができます。


「いっぱい飲んでね」にちなんでワイン談義でしたって、ちょっと違う？
えーと、この「いっぱい飲んでね」の飲み物？とは、母乳なのでした。


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それでは、印象的なシーンをピックアップしましょう。


「いただきます」
手を合わせてお箸に手を伸ばす。
刻みネギをたっぷり乗せた肉うどんだった。既製品の平均的なおししさでもなく、プロの洗練された料理でもないが、家庭料理らしい、ていねいなやさしい味だ。

これをなぜピックアップしたかわかるあなたは、立派なわかつき病患者だと認定いたします（笑）
おいしい手作りの料理がでてくるのはとてもめずらしい！　ということで、このシーンがとても印象的でした。


「おいしい。義姉さん。おっぱい、おいしいよっ」
「いっぱい飲んでね」
甘い笑顔を浮かべた瞬間、乳首の先端から母乳がちゅっと飛び出した。
「あぁーっ、き、気持ちいいっ！」
まるで水鉄砲のように、ちゅっ、ちゅっと母乳が出るたびに、乳房の内側が甘く疼き、身体がどんどん熱くなる。
「んっ、あぁっ、あーっ」
搾乳は単純に心地が良かった。

わーい、おっぱいだー！
母乳ってどんな味なんだろー　という単純な興味が（笑）
「いっぱい飲んでね」のタイトルがなにかこのシーンでよくわかりますよね。
なお、桃子のお相手は、夫の弟で童貞くんです。


「桃子さん、早く支度をしなさい。同窓会に遅れてしまうよ」
「はい。お姑さん。三時間で帰ってきますので、娘の世話をよろしくお願いします」
桃子はコンパクトを開くと、口紅を塗り直した。

桃子は亮介と浮気をして二ヶ月。亮介に恋人ができたと聞いた桃子はちょっと嫉妬にかられて・・・
そしてこのラストシーンです。
最後の口紅って、なんだか意味深だなあと思いました。
背徳の匂いが漂いつつ、終幕です。
わかつきさんの作品は、人妻もの（浮気をする）であっても、背徳感を匂わせないような設定が多いのですけどね。
若月凛作品だと、ちょっと雰囲気を変えていこうとしているのかな？　なんて思ったものですから、ピックアップしました。

本文からは以上です。



なお、1月号の作家的日常（リレーエッセイ）に、たぶん9月14日（月）から9月18日（金）までだと思いますが、わかつきさんの日記が掲載されています。
えーと、ずっとゲラチェックしています（笑）
時期から考えると、「お姉ちゃんがいちばんでしょ」と「ラッキーメイド天くん」のゲラでしょうかね。
辞書は大辞林を使っているようですね。
僕も大辞林つかっています。って関係ないけど。
そして、ひとつ初めてじゃないかと思うものが・・・
この作家生活日記に、なんと、わかつきさんの似顔絵が掲載されています。
ベリーショートだし（参考「髪を切ったからと言って何かあったわけじゃないです。」）、過去の作家的日常の似顔絵はわりと写実的に描いていたし、イラストレーターの熊田正男さんはプロのイラストレーターだし・・・
これは、わかつきさんの顔らしきものが初めて出たといえるのではないでしょうか。
帽子を被って正面を向いた似顔絵は、ポートレート写真からおこしたような感じなんですね。手持ちの写真を編集部に送って描いてもらったのじゃないかなと推量しています。
ということは、わりと実物に近いのでは？　なんて思っているのですけど。
それに、顔の輪郭、目の感じが、僕が勝手に想像していたわかつきさんの顔の雰囲気通りだったので、「これは似ているに違いない」認定（笑）

ちなみに、わかつきさんの身体的特徴といえば、「おっぱいの大きさが教えてくれた市場の原理」には身長書いていますね。なお、さすがに正確な体重の記載はないのですが・・・・・・　（もごもご。これ以上は自主規制）

もうひとつの絵は、たぶんイラストレーターさんの想像で描いたものでしょうね。先日投稿されたチュー太郎の雰囲気と異なりますし、いくらなんでもわかつきさん、ノートブックパソコンは使わないだろうと思いますしね。

（この記事「パソコンを買い換えました。」を読みましたが、必ずしもノートブックでないとも言い切れない感じですね。でも、上記の文はそのまま残しておきます）





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